人間って不感症。

1度目の刺激より2度目

2度目より3度目

同じ刺激を与えた時のレスポンスは、

回を重ねるごとに鈍化する。

同じ旅行先に行って、同じテンションを維持できるはずがない。

初体験のことが、初体験じゃなくなれば、同じ興奮を味わえるはずがない。

必ず鈍化する。

そして同じ興奮を求め、ドーズオーバーとなる。

薬物依存しかり。

薬物はオーバードーズできるからまだ良い。

オーバードーズできない体験はどうすれば良いか。

旅行先なら、色々行き先変えてみたり、

より贅沢な旅行をしてみたり。

性行為ならどうか。

色々シチュエーションを変えてみたり、コスプレしてみたり、不倫してみたり。

しかしいつか来る、そのバリエーションの枯渇。

そして不感症へ。

そして人生、気力を失い、老いていく。

それは必然である。

だからこそ、若い時の時間や体験って本当に大事で、

老後のためにお金を貯め、若さという最強の時間体験を犠牲にする。

いかにそれが愚かな行為か。

だからこそ、常に新しいことを始め挑戦して、刺激を自分に与え続けなければいけない。

前にも書いたが、自分の人生に飽きてくるのである。

その点、子育てって、毎日が新鮮で、成長とともに、変化し続ける日々、新しい刺激がやってくる。

子供のいない方は、覚悟した方がいい。

独身は自由で最高なんて言ってられるのは今のうち。

飽き。無気力。寂しい老後。それを覚悟しなければいけない。

平穏、安定、毎日が同じことの暮らし。それすなわち、不感症、鈍化、退化と同じことである。

つまり不幸へのストーリー。

そうならないために、今の若い自分を常に新しい体験刺激の中に身を置かなければならない。

老後のための貯金なんて、クソ人生決まったようなもんだ。

そんな人に今以上に素晴らしい未来は待っていない。

通帳眺め、それが今現在の自分の精神安定に寄与してるなら、

将来の自分の精神安定剤は何になるのか、想像して欲しい。

老後に若い時にもっと色々経験しておけばよかったなんて思っても、

絶対に戻れない。

お金がなくて後悔する老後よりも、

生き甲斐の無い人生を送った後悔をする老後を危惧した方が良い。

あなたの人生を一言で言うと何でしたか？

「老後の不安のための蓄財。そのために若さ経験生き甲斐を犠牲にした人生でした」

考えただけでもゾッとするような人生、送ってないかい？

大丈夫、日本は最低限の生活を保証してくれるから。

「お金には苦労したけど、やりたいことを沢山できた人生でした」

こう言えるようになろう。

大丈夫、実際は思ってるほどお金に困らないから。

未来の自分を変えられるのは、今日の自分しかいない。